ざっくり箱

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2017夏のドラマ評 「過保護のカホコ」~高畑充希の新境地~


カホ1
タイトルに“過保護”と
銘打ってるから。

名家の箱入り娘、
あるいは
大金持ちの令嬢かと
カホ2思いきや。

めちゃめちゃ中流家庭だった。

それに
言うほど「過保護かな」と。

カホ3母親の言う事に
何でも従うけれど。
それは
「言いなり」なのではなく、
母の意見に不満がないから。
疑問すら抱かない。

カホ4モンダイは、親の過干渉より
カホコ自身の中にあり。

カホコの“特殊さ”を
表したエピソードで、
こういうシーンがあった。
従妹が病気で、楽器(チェロ)を
カホ6弾けなくなった時。
「音楽をあきらめないで」と
願うカホコは、
「片手でも弾ける楽器があるよ。
カホコ調べてみたの」と
慰める。

カホ9これはもう、
「空気が読めない」とか以前の話で。

作中では描かれてないが。
カホコは学校では
浮いた存在だったはず。

カホ14実際、ドラマの中で
カコホの友達は一度も出てこない。
同性の友達すらいない状態で。

「家族大好き」というより、
カホコには「家族しかいない」
というのが実際だろう。
カホ8この、
カホコのスーパーピュアさが、
ドラマのキモとなっており。

第一話では「ムムッ!?」って
感じだったけど。
カホゴ18回を追うごとに、カホコの個性に
面白味が増していき。

なんか「裸の大将放浪記」を
思い出した。
「おむすび」が“キーアイテム”に
なってるのは偶然だろうか。
15
このドラマで、高畑充希は
コメディーの才を証明したように思う。
納得いかない時のビミョーな顔は笑った。

あと「お願いが
2つあります」は、実生活で
応用できそうなセリフだな、と。





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  1. 2017/10/03(火) 20:00:00|
  2. ドラマ

2017夏のドラマ評 「黒革の手帖」~清張ドラマの難しさ~

黒革3
ミステリードラマを
得意とするテレ朝は、
ちょくちょく
松本清張モノをやる。

ドラマ化にあたり
黒革2“難しいなー”と思うのは、
現代の「科学捜査」を
知ってるから、
牧歌的に見えてしまうこと。

見てて「こんなの、今だったら
DNA鑑定でイッパツじゃん」みたいな。
黒革4
で、『黒革の手帖』は、
違う意味で“難しいなー”と。

原作は何十年も前のモノ。
それを“現代”でやるのは、
何かと違和感が出てくる。
黒革5
このデジタル時代において
“手帖”ってのはアナクロすぎ。

だからといって
“USB”にするわけにもいかず。

黒革6手帖にメモ書きしたもので、
あんなにたやすく脅迫できんだろ、
ってのもあるし。

名前も
「元子」とか「すみ江」とか
全く、今どき感、ないし。
黒革7

武井咲は、彼女なりに
がんばってたと思う。
声のトーンとか喋り方とか
気をつけてて。

黒革13しかし、それでもやっぱ
「若すぎるな」と。

まぁ、制作側もそのへんは
承知してるようで
「若さゆえの暴走、度胸の良さ」
みたいな感じに持ってったけどね。
黒革1
「悪女」という設定の割には、
「したたかさ」が弱く。

ピンチは、ことごとく
江口洋介に助けてもらってたし。

黒革12もうちょっと自力で窮地を脱する、
タフさを描いてほしかった。


このドラマで、
非常に印象に残ったのは「音楽」。
スカパラだったり、
黒革10ロック調のギターだったり。

場面のスリリングさ、
急展開な感じを盛り立てて
すごく合ってた。

音楽を手掛けたのは
黒革8「個人の作曲家」ではなく
「ワンミュージック」
という音楽事務所だそうで。

調べてみたら、
近年の連ドラの1/3は
ここがやってんじゃないか?
黒革11っていうぐらい。

今期の夏ドラでは
『ウチの夫は…』『カンナさーん』も
ワンミュージックの人。

過去のドラマでは
黒革09『逃げ恥』
『東京タラレバ娘』
『家売る女』
『昼顔』
『花咲舞が黙ってない』
などなど。

いやー、知らなんだ。
スゲーわ、この事務所。





  1. 2017/10/01(日) 20:00:00|
  2. ドラマ

2017夏のドラマ評 ~限界と のびしろ②~

竹内涼真
かほご1
今年のブレイク俳優の
筆頭であるビューネ君。

『ひよっこ』のボンボン学生は
ハマッていたが。

かほご4うーん、
『過保護のカホコ』の方はなぁ…

設定は
幼い頃、母親に捨てられ
施設育ち、という苦労人。

かほご2彼自身の「育ちのよさ」のせいか、
全くそう見えない。

あと、いちばんの問題は
「声」だろう。
まだ発声ができてない。

かほご3彼の出番は、ほとんど
「高畑充希とのからみ」なのだが。
2人の技量の差が
モロに出てしまっている。








有村架純
みねこ11
有村架純にとって
『ひよっこ』とは何だったのだろう。

「新境地を開いた」
ってわけでもなく。

みねこ11年間拘束された割には、
あまりおいしくなかったような…

いちばんおいしかったのは、
木村佳乃と和久井映見だろう。

とにかく
みねこ2「みね子」がキャラ的に
「フツーのコ」すぎて。
セリフの量は脇役の方が
多かったりするし。

まぁ、年配の層にも
認知度・好感度が上がったのは
みねこ3プラスかな。

いいシーンもあったのだが。
“何気なさすぎて”、あまり
視聴者の記憶に残ってないような…







伊藤沙莉
みねこ6
『ひよっこ』で、ミツオが
就職した米屋の娘。

出番は少なかったが、
登場するシーンでは
しっかり爪跡を残していた。
みねこ5
彼女は元・子役で。
いちばん記憶に残ってるのは
『女王の教室』かな。

とにかくコメディ的なセンスが
光ってた。
みねこ7「ひよっこ」人気投票やったら、
けっこう上位に来ると思う。

『ひよっこ』では、
デコ出しで
地味キャラに徹してたけど。

みねこ8髪をおろして、
ちゃんとメイクすると
かなり印象が変わる。

今後、各局から、けっこう
オファーが来そうな気がする。



みねこ10
こちらは、ミツオ役の
泉澤祐希。

菅田将暉が
イケメン扱いされてるんなら、
彼もイケメン枠でいいだろう。




橋本環奈
いきもの3
もはや、フジとしては
捨て駒のよう日曜ドラマ枠。

『警視庁いきもの係』は、
数字、取れなかったが。
私は、嫌いじゃなかったなぁ。
いきもの5
B級グルメ的な味が
あったように思う。

動物の生態をカギに
事件を解き明かしていく、
というのも新鮮だったし。
いきもの1
エンディングはダンス、という
モロに『逃げ恥』のパクリ。
でも、これも嫌いじゃなかった。
ドラマ主題歌として、
歌詞が内容にあってたし。

いきもの6「超特急」という
知らないグループが歌ってたけど、
歌、上手いよ。

で、主演の「1000年に1人」さん。
彼女、声質が残念なんで、
どうなのかな…と思ってたんだけど。
いきもの4「あれ?意外とちゃんと
やれるんだ」という印象。

で、なぜか、浅野温子が
起用されてたけど。
芝居が90年代のままだった。






マツコ、1000年1人さんを評価するの巻
いきもの9

「ホンマでっかTV」で、
“モテ仕草”にトライさせられた
橋本環奈・・・


いきもの10


顔、近いよ…というね。



いきもの11


「あんな顔、
  できる子なのね」



いきもの12


「エロくなるわよ!」



いきもの13


これは、なかなかの
お誉めの言葉ww




  1. 2017/09/29(金) 20:00:00|
  2. ドラマ

2017夏のドラマ評 ~限界と のびしろ~

渡辺直美
カンナ2
いきなり連ドラ主演で、
大丈夫か?と思ったが。

視聴率的には
「まぁまぁ」な結果に。

カンナ5TBSの目論見としては、
渡辺直美のフォロワーを
取り込もうとしたような。

ファッションも見どころの
ようだったし。
「カンナさん」というより
カンナ3「ナオミさん」感を滲ませてた。

「芝居」的にはヘタではないが。
特段、うまい、ってわけでもなく。
アフラックのCMと同じような感じ。
あれが限界だろう、と。





真木よう子
もくろみ3
今年いちばんの
爆死ドラマとなった
「セシルのもくろみ」。

フジテレビの思惑としては
「篠原涼子ドラマを見るような層」を
篠原1取り込もうとしたのかな。

「フツーの主婦が読モに」
という展開に、
アラサー、アラフォー世代は
食いつくだろう、と。

もくろみしかしながら
第1話は、5.1%。

これって、全くといっていいほど
興味を持ってもらえなかった、
ってことでしょう。

もくろみ4企画そのものが大失敗した、と。
フジの“リサーチ力”に
問題があったと言わざるをえない。


で、主演の真木よう子は
オシャレに興味のない
もくろみ2オッサン女子、って設定なんですが。

んー…、なんか
役作りを思い違いしてるような。

ガニ股で歩いたり、
足を開いて座ったりすりゃあ、
もくろみ8ガサツ感が出せるとでも?

この役って、本当は
「尾野真千子」がやったら
ハマるんだろうなぁ。

5年前、
もくろみ6本木雅弘のドラマ『運命の人』に
真木よう子が出てて。
それ見た時「あれ?」と。
「この人、ヘタなのかな」と。

思えば、彼女を主演に
据えたドラマでヒットしたものは
もくろみ5いまだなく。

なんか。 これまで
「いい女、代表」の雰囲気だけで
やってこれたような。








福士蒼汰
秘密1
『愛してたって、秘密はある』・・・
第一話しか
見なかったのですが。

こういうカゲのある役、
彼は向いてないだろう、と。
秘密3

母親に手をあげる父を殺してしまう。
    ↓
母と2人で隠ぺい。
    ↓
ある日、庭に埋めた遺体が消え。
秘密4母と自分以外にも、
父殺害のことを知ってる者がいる、と…


いつかどこかで見たような展開。

まさか「二重人格」って
オチじゃないだろうな?
秘密5…と思ったら。

まんま、その通りで
ビックリポン。

秋元康原案のモノって、
ホント クソドラマしかないな。
秘密9
最終回、
途中だけ見たけど。

福士蒼汰の「二重人格」の芝居が、
痛々しくて見てらんなかった。

秘密7目をひんむいたり、
高笑いしたりすりゃあ、
「ダークキャラ」を演じられるとでも?

ともかく、秋元康には
二度とドラマ制作に
かかわってほしくない。




  1. 2017/09/28(木) 20:00:00|
  2. ドラマ

2017夏のドラマ評 ~不器用と誠実②~

ウチの夫は仕事ができない
デキナイ1
人はいいのだが、
仕事に対しシビアになりきれず。

お荷物社員であることから
“ニモちゃん”と陰口を叩かれ。

デキナイ2そんな夫が、
心優しい妻のサポートもあり、
仕事ができる男になっていく、と…

そもそも
夫のとこに回ってくる仕事は
デキナイ3一筋縄ではいかない件が多く。

「仕事ができる男」であっても、
成功させるのが難しいプロジェクト
だったりするわけで。

あらかじめ「仕事ができない」と
ハードルを下げてることから、
デキナイ5仕事がうまくいった時、
めちゃめちゃうまくいった感が出る、
というね。

上司や先輩は厳しいが、
決してパワハラ的ではなく。
評価するとこは評価する。
デキナイ6
妬む同僚もいるが、だからといって
足を引っ張るようなことはしない。
このあたりは、
『逃げ恥』以降のドラマの潮流だろう。






過保護のカホコ
kaho3
主人公は
ドジでマヌケでノロマな亀。
さらに、異常なまでの
ピュアハートの持ち主。

そんなカホコが、
kaho2崩壊しそうな家族の絆を
体を張って
取り戻そうと奮闘する物語。

脚本の遊川和彦は
「家政婦のミタ」など一貫して
“家族”を描いてきた。
kaho4
で、この人「ハッピーエンドなんか
クソくらえ」みたいなタイプらしく。
過去の作品の「最終回」は
批判を浴びることが多かった。
しかし、このドラマでは
珍しく大団円でまとめている。




コードブルー
コード1
「コードブルー」で描いてるものを
一言で言うならば。
“葛藤”だろう。

救急医療の現場では、
助けられる命、助けられない命を
コード2迅速に、シビアに
判別せねばならない。

しかし、登場人物たちは
そう簡単には割り切れず。

「自分が未熟だから…」
コード3「あの時、ああしてれば…」と
思い悩む。

今回のシーズン3を
「1」「2」と比べてみると。
見劣りするのは否めない。

コード4見てて
「あれ?こんなキャラだっけ」と
妙に引っかかったり。

藤川(浅利陽介)と冴島(比嘉愛未)が
同棲してたのも「えっ?」って感じだし。

コード62人は結婚の
約束してるわけでもないのに、
冴島が妊娠しちゃうのも「えっ?」と。

避妊してないの?
正しい避妊の仕方知らないの?
コード7医者とナースなのに。

で、冴島は、今は
「仕事が充実してる」ので、
「産むかどうかわからない」と…

いやいや、日々
「人の命を救う」ことやってるのに。
コード5キャラ設定的におかしいんじゃないの。

緋山(戸田恵梨香)が患者と
恋に落ちるのも、
必然性を感じなかったし。

いたるところで、
コード8「それって、どーよ?」という疑問が
沸いてしょうがなかった。

来年、映画化されるんだが。
ドラマとしての続編は、
もうないだろう。






ひよっこ
hiyo5
『ひよっこ』は主人公のみならず。
脇役もすべて
善人で構成されており。

実(沢村一樹)なんて、
絵に描いたような
hiyo2「不器用だけど誠実」じゃないですか。

みんな
「嘘がつけない」
「ズルイことはできない」
「手を抜けない」…
そんな人ばかり。
hiyo4
脚本の岡田惠和は、
『ひよっこ』に悪人が
出てこないことについて
「描きたいコミュニティーを
書いてたら、そうなった」と。

hiyo3あと「普段、生活してる中で
そんなに悪い人、います?」と。


「最終週」になって、無理やり
収拾を付けだしたけど…
視聴者、納得いってるのからし。





黒革の手帖
黒革1
元子(武井咲)は要領よく、
したたかに世の中を
渡り歩いてる…
はずなのですが。

なぜか
黒革4「不器用」な印象の方が強く。

窮地に立った時、
さほど知恵が働かず
すぐ男(江口洋介)に頼るし。






ごめん、愛してる
ゴメン2
長瀬演じる岡崎は、
無骨で愚直なキャラ。
自分を盾にして
“兄弟分”を守ったり。

サトル(坂口健太郎)も、
ゴメン3ピアニストとしては優秀だが
人間関係においては不器用なタイプ。

第一話しか見なかったけど。
「なんか、韓流ドラマ
みたいだなぁ…」と思ったら。
原作がそうだった。




  1. 2017/09/26(火) 20:40:45|
  2. ドラマ
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