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「明日ママ」に思うこと(3) [『Mother』は施設や里親をどう描いたか]

mot2ドラマの全スポンサーが
CM放送をとりやめ、
クレジット表記も辞する…という
前代未聞の事態に陥った「明日ママ」。

もし脚本が「Mother」の
坂元裕二さんだったら、
motこんなことにはならなかっただろうなぁ…
と思った。

では、坂元さんが、このドラマの脚本依頼が
来たら、引き受けたか?…といったら。
多分、断ってたと思う。
mot6それは
「舞台が児童養護施設」云々ではなく。

「児童虐待」「施設」「里親」
「貧困家庭」…といったテーマは、
すでに「Mother」「Woman」で
描いてんだよね。
mot4だから坂本さん的には、
今さらやる意味は
感じられないだろうなぁ、と。








母に捨てられた少女。
mot7主人公の奈緒(松雪泰子)は、
5才の時、母(田中裕子)に
置き去りにされ、
その後、児童養護施設へ。
捨てられたショックから、
以前の記憶がほとんどない。
mot9
母が置き去りにした理由は
「娘を守るため」。
その“秘密”を誰にも言わず
墓場まで持っていく。







里親の覚悟。
mot12養子を見つけるため、
施設を訪れた鈴原籐子(高畑淳子)。
奈緒は、施設の中で
いちばん無口で、いちばん心を閉ざした子だった。
籐子は「この子を連れて帰ろう」と決心する。

が、奈緒は何度も家出しては
mot11実母を探して回り…
籐子は
「とことん、この子に付き合おう」と
母探しの手伝いをするように。
やがて少しずつ
奈緒は心を許すようになる。
mot10
籐子「いつも思ってた。
   私がこの子の母親でよかったのかなって」


奈緒「あたしのお母さんは、お母さんだよ」







自ら「赤ちゃんポスト」を選んだ少女。
mot14
小学校教師の奈緒は、
ある時
教え子のレナ(芦田愛菜)を
街で見かける。
mot13
ジャンプして、何度も
郵便ポストの投函口に
手を突っ込むレナ。
mot15
奈緒は
レナの行動を不審に思うが、
他人と関わりたくないため、
見て見ぬフリをする。






mot17
その後、奈緒は
家庭訪問した際、
ゴミ袋に入れられ放置された
レナを保護する。
mot18
奈緒は、
レナの持ち物の中から
新聞の切り抜きを見つける。
それは「赤ちゃんポスト」の
記事だった。
mot19
レナは
朦朧とした意識の中で
「7歳でも入れるかな…」
つぶやく。
mot5奈緒は「自分がこの子の母親になり守る」
という決意を固め。

レナが海に転落死したように工作し、
逃避行の旅に出る。








実家のような施設。
mot20
奈緒はレナを連れ、
かつて暮らしていた施設
「ももの家」に立ち寄る。

mot22施設長の桃子さんとのやりとりの中で、
奈緒は
「施設にいた頃、いかに自分の
 ことをちゃんと見てくれていたか」
…というのを痛感する。
mot21桃子さんによると、当時の奈緒は
「私はお母さんにはならないの。
子供がかわいそうだから」
と言っていた、と。

桃子「その奈緒ちゃんが
  お母さんになった…ありがとね」








等身大の児童養護施設。
mot23
児童養護施設に入所したレナ。

その生活ぶりが、
すごくリアルに感じた。
実際の施設に訪れたことは
ないんだけど、
mot24ドキュメンタリーやニュースの特集で見た、
児童養護施設の感じ、そのまんま、
っていうか。

mot26ドラマの中で、こういう
日常感のある施設の描写って
見たことなかったんで、
なんか「ハッ」とさせられた。

私たちの意識には、
マザー25いまだに“タイガーマスクの
ちびっこハウス”的な
「昔ながらの孤児院」のイメージが
根強く残ってるんじゃないか、と。









いかにして聖母は鬼母に堕ちていったか。
dv1

レナの母・仁美は、
最初から
「鬼母」だったわけではなく。

dv2
出産後、ほどなく夫と離婚。
(理由は不明だが夫の浮気が原因?)

娘には「病死」
ということにしている。

   ↓
dv3
仕事をしながら
一人で育てるのは大変だが、
それでも
愛情を惜しみなく注ぎ、
慈しんで育てていた。


   ↓
dv4学生時代の同級生は、
独身生活を謳歌しているのに、
自分は仕事と育児で精一杯。

仁美は徐々にストレスを
溜め込むようになる。

   ↓
dv5
レナが反抗期になり、
手を焼く仁美。
体罰を与えるようになっていく。




   ↓
dv6どんなにがんばっても、誰にも褒められない。
どんなに辛くても頼れる身内がいない。

精神的に追い詰められていき、
ある時、発作的に
レナを置き去りにしそうになる。

   ↓
dv7酒に逃げるようになった仁美は、
バーで知り合った
若い男にのめり込んでいく。

レナのことが疎ましくなっていく一方、
そんな自分自身に嫌悪することも…。

   ↓
dv8仁美は、
男がレナに虐待していることに
気付くが、
捨てられるのが怖く、言いなりに。

次第に家事もおろそかになっていく。


   ↓
dv9
ある時、別れた夫が
「新しい家族」といる姿を
目撃してしまう。
dv10
先の見えない暮らし、孤立感…

このまま、娘と
死んでしまおうか…とすら、
考えるようになる。


   ↓
dv11感情がパンクした仁美は、
娘に対し無関心になっていく。

食事を作ることも少なくなり。
夕食代(500円)を渡し、
“外で食べてきな”…というのがパターン。


   ↓
dv12男がレナにドレスを着させ、化粧をしていた。
それを目の当たりにして仁美は激昂。

娘を「汚い!」と罵り、
袋に入れゴミ置き場に放置する。



   ↓
dv13
仁美は、
海に転落死したと思っていたレナが
生きていたことを知る。

レナを取り戻そうと会いに行くが、
dv14「レナちゃんはもう死んだの」と拒まれる。








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  1. 2014/04/11(金) 20:00:00|
  2. ドラマ