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「明日ママ」に思うこと(5)  [作り手なりに配慮したところ]

三上3物語の舞台が
「児童養護施設」ということについて、
制作サイドが「全く配慮していなかったか?」
…といったら。

そうではなかったと思う。
asu35第一話で感じたのは
“フィクション感”を出そうとしている、
ということ。
冒頭の「コガモの家」の撮り方とか、
まるでホラー映画のようだったし。




コミカルな演出。
三上9
随所に
コミカルなシーンを挿入している。

BGMにホームドラマ風の、
のほほんとしたサウンドを使ったり。
asu90できるだけ
湿っぽい感じにならないよう、
心掛けてるような。

子供たちは日々
「白馬の王子様」的な里親が
明日6現れることを夢見ており、
その象徴が「アンジェリーナ・ジョリーと
ブラッド・ピット」。

ただ、日本は欧米に比べ
「養子縁組」の成立数はかなり少ないらしい。
そういう意味では「施設の子が養子になりたがる」
寺内という設定は、リアリティーに欠けるのでは。

ちなみに、ボンビが
壁に貼った写真に向かって
“ジョリピー”と叫ぶのは
←「寺内貫太郎一家」のパロディ。




女子会モードの日常。
asu95「コガモの家」は
施設というより「女子寮」的な雰囲気。

テーブルにはいつも
お菓子があり、
お泊り会っぽい感じ。
asu96おしゃれも人並みにしてるし。

施設長(三上博史)は一応、
「子供たちにとって怖い存在」
という設定だけど。
実際は、さほど口うるさくない。
asu97←帰宅するなり、
牛乳パックを“直飲み”するポスト。
演出意図としては“我が家”感を
出したかったのかもしれないが、
「躾がなってない」的に見られそう。
「コップに移せよ」と。




抑制された暴力シーン。
あす子供同士が
取っ組み合いのケンカをする場面。
攻撃方法は、
殴ったり引っ掻いたり…
というのはでなく、
「クッションでパンパン叩く」と。



「災害」をボカす。
asu26ボンビの両親の死亡理由について、
施設長は「災害が…嵐が
あいつの両親を連れ去った」と。
日本で「嵐に連れ去られる」なんてことは、
そうそう無いので不自然に感じた。
では「津波に…」と言っていたらどうか。
ぼんあまりに生々しく、批判殺到になったのでは。

なお東日本大震災で
震災孤児・遺児になった子は
1500人を超え。そのうち、
施設に入所したのは2人だそうです。




学校でのイジメはない。
asu89クラスの中には、
「コガモの家」の子たちを
快く思っていない女子もいる。
理由は
「施設の子」云々ではなく、
“恋敵”だから。
名17そのあたりのことで、
露骨ないやがらせシーンがあるのか?
…と思ったが。
さすがにそれはなかった。


「金持ちVS貧乏人」的な図式で
名12イヤミを言われる場面では、
「ピアノ対決」で圧倒し
ギャフンと言わせる、というオチ。







アダナを使う場面を限定する。
asu47「明日ママ」でいちばん問題視されたのが
「ポスト」などのアダナ。

アダナで呼び合うのは
「施設内の子供同士」に限定している。
それは、
もし「外部の子」がアダナで呼んだら、
asu91途端に
イジメ的になってしまうからでしょう。

で、“実名を出さない”という設定のため、
クラスメートから
「君たち」と呼ばれる、
という不自然な展開になってしまった。
名2
なお施設長も、子供たちのことを
アダナでは呼ばない。
アダナは、あくまで子供たちの
間だけで使う、コードネーム的な感じ。
名7制作サイドとしては
「自分から名乗るぶんにはセーフだろう」
という、甘い判断があったのではないか。






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  1. 2014/04/14(月) 20:00:00|
  2. ドラマ