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「明日ママ」に思うこと(17) [母性と 父性と 子育て]

提供15「明日ママ」のオープニングでは、
「子供の手を包み込む母の手」…という演出。

そしてイントロダクションでは、このように。
       ↓
このドラマは
mama21「愛すること」「愛されること」は何かを、
子どもたちの目線で問いかける。

「私たち、誰も知らなかった。
 昨日も今日もいたママが、
明日にはいなくなるなんて…」

mama20すべての母親に、これから
母親になる全ての女性に届ける
---21世紀でいちばん泣けるドラマ

    ↑
こういうふうに言われて、
世の女性はどう感じるんだろうなぁ、と。

mama13まあね。
「親の愛」を表現する場合“母親”というのが
いちばんわかりやすく伝わるとは思うんですけど。
「聖母マリア像」に象徴されるような。

けど、イントロダクションの
「すべての母親に、
mama1これから母親になる全ての女性に届ける」

という言い草が引っかかる。
女性視聴者がメインターゲットだから、あえて
そういう言い方をしたんだろうけど。
「親の責任」を母親側に押し付けてる的な感じがして。

だいたい
mama2「児童養護施設」にまつわる諸問題は、
母親側だけの案件なのか、と。
父親は無関心でいいテーマなのか、と。

離婚調停になった時、親権について
「子供が幼い場合は母親が…」というのが
スタンダードだけど。そういうのも変わってきてるし。
mama6ニュースの特集とかで、
「待機児童」問題とかやってるじゃない?
「世のママたちが業を煮やし、役所に猛抗議」みたいな。
あと、ベビーカー論争とか。

ああいうの取り上げる時、
「母親」にしか焦点当てないんだよね。
mama8
特集内容がアンチエイジングだなんだ…
って時は、母親内の話でけっこうですよ。
でも、
育児に関しては「父親」目線も加えないと。
母親の悩みは
「母親たちだけで解決しろ」って話じゃないでしょ、と。
mama12
待機児童問題について
世の父親たちはどう思っているのか…
「なんか、ヨメさんたちが勝手に
ブーブー言ってるみたいだけど」と無関心なのか、と。
無関心なら無関心で、
それも合わせて伝えるべきでしょうに。
mama5
配偶者控除もさ。
変わってくるじゃない?
子育て支援の見直しとか、いろいろやってるけど。
この手の是正って、なんか
「部分」だけイジってる感じがして。
根本的な問題が据え置きのままで、
mama4ちゃんと機能していくのかなぁ、と。

「これからは
女性の労働力を活用」なんちゃら…
って、お題目だけは立派なんだけど。





mama16金原ひとみの小説「マザーズ」は、
育児に疲弊した母親たちの
狂気的な面をえぐりだしている。

作者自身、育児疲れしてた頃、
子供に愛しさを感じる一方、
ぶち殺したくなる感情が沸くこともあったという。
mama15で、作者が言うには「(社会が)母親に
求めるハードルが高くなっている」と。

「母親とは、愛情に満ちて全てを受け入れる
海のような存在であるべき」みたいな
固定イメージが、世の母親たちを抑圧してる、と。
mama26まあ、昔から「母性」的なキャラクターって、
いっぱい いたわな。
宮崎アニメに出てくる女性って、ほぼそうじゃん。

他には…
「母をたずねて三千里」
「じゃりん子チエ」
mama62「おしん」・・・

CMだと「よかったね、早めのパブロン」シリーズ。
(松嶋菜々子、竹下景子、三田佳子)

「歌」の中の母親像も、そうだし。
mama24「岸壁の母」
「かあさんの歌」(♪母さんが夜なべをして手袋編んでくれた)
「母に捧げるバラード」

で、最近の歌でも
「母性あふれる母親像」ってのは変わんないんだよね。
   ↓
mama25かりゆし80の「アンマー」
Metisの「母賛歌」


「昔ながらの良妻賢母」っていうと誰だ?…
『サザエさん』の「フネさん」あたりかな。
mama55確かにフネさんは家事・料理を完璧にこなし、
子供を頭ごなしに叱るのではなく諭す…
って感じは、まさに主婦の鑑。

けど、それはアニメ版の話であって。
原作のフネさんは、実は気性が荒い。
子供に体罰するし、夫の陰口も言ってるからね。

原作が
mama22戦後~高度成長期に書かれたもの…
と考えると。
昔の母親だって、現代の母親と同様、
育児ストレスはあったし、
理不尽に子供を叱ることもあったと思う。

昔の家事(炊事・掃除・洗濯)って、あきらかに
mama23今より重労働じゃん。それで子供4、5人いるのが
当たり前…って。凄いっちゃあ、凄いよね。

何が現代人と違うんだろう…と考えたら。
ひとつは
子供の頃に受けた「教育」でしょうね。
「女たるもの」「母たるもの」というのを
mama37叩き込まれて育ってるわけで。
「嫁ぎ先では辛抱しなさい」「三歩下がって」的な教え。

あと、赤ん坊の面倒を見るのは
「上の子」の役目。
家庭内ベビーシッターがいた、と。
mama7
金原ひとみは
「母親のハードルが高くなってる」
と言うけれど。
「高さ」そのものは変わってない気がする。

ただ「繊細さ」を細々と要求されすぎて、
mama54しんどいってのはあると思う。
昔は、もっと
ざっくり子育てしてたんじゃないの。

だって、子供が悪さをすれば
「げんこつ」「物置に入れて反省させる」…
虐16というやり方がフツーだったわけでしょ。
今だと「それは躾じゃない、虐待ですよ」と
通報されちゃう。

「それやっちゃダメ、これやっちゃダメ」
と制限され
「妊娠中は胎教にこれがいいから」とか
mama28「幼児期に、こういう英才教育しなさい」
といった情報が大量に押し寄せて来る。

そりゃー、息つまるわ。

こういった閉塞感って
「公園デビュー」という言葉が
mama29出来たあたりから高まった気がする。

「ママ友」は
文字通り「友達」だけど、
「ライバル」の側面もあるからやっかい。

よその子に比べて
mama36「言葉がおそい」というのを
気にしてしまったり。

あと、昔と違って「教育費」が高くつく。
「大学まで行かせる」…というのを考えると
○○○万円かかる、とかさ。
mama31やれ「習い事」だ、「お受験で塾通い」だ…って、
親を「育児・教育」で疲弊させる構造が
出来上がってるような。

学歴社会は崩壊したと言われて
久しいけど。いまだに
mama64「少しでもいい学校に」…という親心を
ついてくるビジネスの多いこと。

で、せっかく、いい会社に就職したのに、
打たれ弱くて辞めた…という話の多いこと。

今の時代って「投げやりな育児・教育」と
mama34「教育熱心・過干渉」の両極端のような。
どこが「ちょどいい」なのか…
絶対的な正解はないだけに、難しいやね。

ただ「母親のハードル」は
時代と共にアップデートされないと
お母さん、可哀そうよ。
mama66社会背景は昔と違うんだから。

父親の場合「家のことは妻にまかせっきり」
というのがノーマルとされた時代が長かったじゃない?
だから、パパがちょっと家事やると
「イクメン、偉いね」と言われる。
もう、アドバンテージが違うわけでね。
虐42
一方、ママの場合「できて当たり前、
できないと文句言われる」みたいな下地があるし。

母親にとって、育児の悩みは尽きないけれど。
でも「他人にとやかく言われる」のは、
すごいイヤなわけよ。
mama64自分の母親から言われるのだって
イラッとするって言うんだから。
だから、そこらへんは旦那さんの対応力次第っていうか。

たとえば、点数に表すとして
10点満点で「8点」だとしましょう。
で、「-2点」のとこばかり指摘するんじゃなく、
mama61まずは「8点」のところをきちん見てることを
伝えてあげないと。

ストレス感じてるところに、
さらにストレスの追い討ちかけたところで
いい方向には転ばないでしょうに。


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  1. 2014/04/28(月) 20:00:00|
  2. ドラマ