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2014夏のドラマ評 ~「若者」と「おやじ」~

「若者たち2014」
14夏ド33
「若者たち」は1966年のドラマ。
それを
現代で復刻させてみましたよ、と。

初回は12%台。
しかし、その後はずっと7%台。
若者3
キャストが豪華なんで1回目を
見てみたけど「なんだ、これ」って感じで
客が離れていったんだろうな、と。

「ガッカリ感想」で多いのは
「リアリティーがない」ってやつ。
若者14確かにね。
タイトルに「2014」と銘打ってる割には
「2014」感がないし。
「投資詐欺」みたいな要素を入れれば
「現代」感が出せるとでも思ったんだろうか。

「今の若者」の群像劇を
若者13描くつもりはないんだろうなぁ。
では、何を描きたいのかというと…
よくわかりません、
2話で見るのやめちゃったんで。

「討論」がポイントらしいんですけど、
今は直接対話よりLINEとかでのやりとりが主流だし。
若者2
シニア世代の監督に
「おまえら、熱くなれよ」と言われたところで、
若い衆は「はぁ…そうっスか」で終わりそうな。

茶の間で繰り広げるドタバタ劇は
「爆裂お父さん」的な感じを狙ってんだろうか。
若者1
このドラマを最初、見た時
感じたのは「兄弟に見えない」ってこと。

「ひとつ屋根の下」も兄弟の物語だったけど、
江口洋介はちゃんと「あんちゃん」に見えたし、
福山雅治も「ちぃにいちゃん」に見えた。
若者10
が、「若者たち2014」の妻夫木聡には
「長男」感が感じられないのよ。
せいぜい最年長の先輩、ってぐらいで。
なんか「佐藤家」って、「兄弟」というより
「サークルの合宿」みたいな印象なんだよなぁ。
若者5あと「そーいうの、どっかで見たんですけど」感が…。
      ↓
◎橋本愛の
 「相手を酔わせてヤッタことにし、中絶代を請求」。

◎看護師(満島ひかり)と医者(吉岡秀隆)の不倫。
 で、それが兄弟にバレた時の
若者6「だって好きになっちゃったんだもん!」というベタな台詞。

◎蒼井優の「今日は安全日だから」とウソをつき、
デキ婚に持ち込もうとする手口。

◎瑛太が騙した老人の
「冷たい態度の実子より、親身になってくれる他人」に
若者12お金を残そうとしたこと。


いろいろ“ぬるい”設定もあって。
妻夫木は、付き合ってる蒼井優が、
実はキャバクラに勤めてたことを知り、
ショックを受け。結婚をためらうんですよ。
若者11(※キャバクラ勤めは親の借金のため)

いや、今日日、
キャバ嬢ぐらいで、ためらうなよ、と。
妻夫木が、どっかの御曹司ならまだしも。
葛藤を描くんなら、そこは設定として、
キャバ嬢じゃなく風俗嬢だろ、と。
若者7
けどさ。
←今どき、こんなアッサリした
ヘアメイクのキャバ嬢っているか?ww

ドレスも全然、今っぽくないし。
若者8いちばん印象に残ったのは、
吉岡秀隆のクズッぷり。
妻夫木に、不倫のことを責められると
「お前には一生、この気持ちはわからない」とか言って、
いかに自分の仕事が過酷かを語りだすんだわww 
いや、見事にクズだわ、こいつ。
若者4考えてみたら、吉岡秀隆って
「北の国から」「三丁目の夕日」でもクズだった。
「ガキッぽいクズ」をやらせたら無双かもしれない。







「おやじの背中」
親父9「おやじの背中」は
初回は15.3%と好結果だったのに、
第2話は9.2%とガタ落ち。

第2話は「役所広司×満島ひかり」
という実力者コンビで
親父6脚本は「Mother」「最高の離婚」の
坂元裕二さんだったので、この数字はショックだった。

多分だけど…1話見て面白いと思った人は、
一応、2話も見たと思うんだよね。
ただ、見てるうちに「なんだ、これ」となって
チャンネルを変えた気がする。
14夏ド7
私ですら、途中で投げ出しそうになったもの。
これねぇ…「つまんない」
というより「スベッた」という感じ。
坂本さんの脚本だけど、
これは「やっちまったな…」と。



親父1第一話の
「圭さんと瞳子さん」は、よかったわー。
見てて「あれ?…これはどういうこと?…」
って感じになって。

田村正和と松たか子が、
親父8一軒家で二人暮らししてんだけど。
当然「父娘」だと思うじゃない?
そしたら、お互いを「さん」付けで呼ぶのよ。
言葉使いも丁寧だし。

「あれ? 年の差婚?…
いや、でもタイトルは“おやじの背中”だしなぁ」と。
親父2
田村正和に“いい人”が出来ると、
松たか子、嫉妬してるしさ。
「あっ? もしかしたらした、松たか子は
 亡くなった妻の“連れ子”なのか?
…いや、それでは“じんべえ”と同じじゃん」とか。
親父3そんな感じで
見てて、いろいろ推理しちゃうのよ。

2人の家は
普通の、木造の古い一軒家なんだけど。
「こういうとこに住みたい」と感じた人は
けっこう多いと思う。
親父4なんかね、家が
「丁寧に使われてきた」感があって。

何がオシャレって、コーヒー飲む時、
←家のすぐ前に流れる湧き水を
汲んで、それで淹れるのよ。
親父5「圭さんと瞳子さん」って
「小津安二郎」映画にインスパイアされたドラマだと思う。
「父と娘」という題材は「小津映画」の特徴だから。

小津映画の「晩春」を見た人ならわかると思うけど、
設定がよく似てる。
「婚期を逃した娘を気使う父」
「独り者になった父の侘しさ」…
親父7だからといって小津映画のモノマネではなく。
独立した作品として成立してる。
ファンタジーとして気持ちよく愉しめた。

毎回、脚本・出演者が異なるので
その評価は変わってくると思うけど。
親父10八木プロデューサーの「本気度」っていうか。
ドラマ作りに対する想いってのは、
すごい伝わってくる感じ。







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  1. 2014/08/06(水) 20:00:00|
  2. ドラマ