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春のドラマ評2015 ~夢ってなんだ?~

「夢」とは「地道にコツコツ」の先にあるもの。
mare3
『まれ』の設定で
いちばんのミステイクは
「夢の捉え方」なんじゃないか、と。

希は、自分の父を反面教師とし
「私は夢が嫌い」
稀2「地道にコツコツと」・・・というスタンス。

この「夢が嫌い」というのは
言葉足らずだよね。
正確には「非現実的な夢」が嫌い、
ってことであって。
希にとっては
稀5「公務員になるのが夢」なんだし。

成功するかしないかわからない
バクチ的な生き方はイヤだ、ってことでしょ。

父の徹は
「夢追い人」的な描かれ方だけど。
希50でも、あれは“夢”ではないわな。
「ラクして金儲けしたい」という欲。
そこに「志」は存在しない。

そもそも「夢」の“対義語”が
「地道にコツコツ」というのが無理やり。

希51だって
世の中の、ほとんどの仕事は
「地道にコツコツ」でしょ。

スポーツ選手も、科学者も、宇宙飛行士も、
俳優も、ミュージシャンも。

なりたいまた「夢のない職業」の
代表みたいな感じで「公務員」を
持ち出すのもピントはずれ。

今のご時世、
公務員なんて「憧れの職業」のひとつだろ。

希46派遣切りの問題とか、ブラック企業とか。
そういうのが
クローズアップされてる時代じゃない?

『まれ』の“時代背景”はどうか・・・
というと、2000年代でしょ。
「就職氷河期」じゃん。

なりたい2バブル期じゃないんだから、
公務員を引き合いに出しても
説得力ないわな。

それとさ。
パティシエを目指すのが、
そんなに大それた夢かね、と。

稀23圭太の
「輪島塗の職人」というのも、そう。

両方とも「突飛な就職先」とは
思えないんだが。
どう考えても、
「地道にコツコツ」な仕事やろ。
稀19
このドラマさ。
「パティシエを目指す話」ではなく、
「市役所で奮闘する話」のほうが
面白くなったんじゃないか、と。

今、地方ではIターンの支援とか、
起業新たな特産品の開発とか。
あれこれ知恵を絞って、
取り組んでるじゃない?

過疎化してた地域が
元気になって、人口も増えて・・・
みたいな話の方が
よっぽど夢がある気する。






「夢」をテーマにしづらい時代。
離職
『まれ』と『天皇の料理番』は、
物語の骨格が似ている。

「都会に出て、一流の職人になるぞ」
という意気込みね。

若者で、両者を見ていると
「現代ドラマ」で、夢をストレートに
描くのは難しいんだなぁ…
という気になってくる。

『天皇の料理番』は
「立身出世」とか、そういうのが
反抗ハマる時代じゃない?
だから
「日本一のコックになる!」
というセリフは違和感ない。

けど、『まれ』の
「世界一のパティシエになります!」
希52というのは、すんなり入ってこない。
「ちょと待て、ちょと待て、お嬢さん」と。

「パティシエになりたい」
というのはわかるが、
「世界一」は飛躍しすぎやろ、みたいな。
ゆる
今の若者について、
マスコミが「さとり世代」とか
「ほどほど志向」とか
「マイルドヤンキー」などと言っており。
そういうのが
ポカリ3どこまでホントかわからんけど。

ただ、やみくもに
「少年よ 大志を抱け」みたいなこと
言ったところで響かない気がする。

今、ポカリスエットのCMで
ポカリ4女子高生が街の中を走るヤツ、
あるじゃない?
BGMが、クイーンの「ロック・ユー」。

あれなんかもさ。
オトナ(CM制作側)の
勝手なノスタルジーに見えてしまって。
ポカリ5
「潜在能力をひき出せ」とか
「自分は、きっと想像以上だ」とか。
それらしい、カッコいいこと言ってるけど。

なんか、無責任に
煽ってるだけ、みたいな印象。

「若者には無限の可能性が…」
みたいな言葉に踊らされるほど、
能天気じゃないと思うけどね。


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  1. 2015/05/14(木) 20:00:00|
  2. ドラマ