ざっくり箱

テレビ・芸能・映画など エンタメ系情報をメインにお届けします。

2015秋のドラマ評 ~「掟上今日子」は寓話の味わい~

掟6
主役はガッキー&岡田将生。

えっ、これって
『リーガルハイ』コンビじゃん・・・
という懸念はあったものの。
掟
始まってみれば、
別に気にならなかった。

原作はラノベだそうで。

『掟上今日子の備忘録』という
掟5タイトルの響きはいいな、と。



“ドラマに対する批判”で
よくあるのは
「リアリティーがない」という声。
掟9「感情移入できない」と。

その点
『掟上今日子』は
「記憶障害の探偵」という設定。
ハナから
フィクション性が強いので、
掟11どんな展開になっても
すんなり受け入れられる。

だからガッキーの白髪にも、
すぐ慣れてしまった。
むしろ、あのヘアが、
寓話っぽさを演出する
今日子4ほどよいアイテムになってる気がする。

あと、及川ミッチーの起用が効いてる。

ミッチーって「王子様」系を
自称するような人じゃない?
掟10その感じが、この
「寓話ドラマ」にフィットしてるな、と。

ミッチー演じる「喫茶店マスター」は、
原作にないオリジナルキャラだそうで。
これは入れて正解でしょう。

今日子5
このドラマは、
「絵本を読むつもり」で
見れば、楽しめると思う。

実際、けっこう
「絵本」感のある物語だし。
今日子7
第7話の「亡くなった女性を、
小説の中で
生きさせ続けていた」…という
エピソードなんて、まんま
絵本になりそうな話だった。

洋子「絵本」というのは、基本
「子供向け」ではあるけれど。
だからといって
「子供だまし」では、通用しないじゃない?

なんでね、大人が絵本を
読んで泣くのか、って話ですよ。
洋子2
設定は、まるっきり「おとぎ話」でも、
その中で描かれる「心の動き」が
リアルかどうか、ってことじゃない?


第6話は「他人に、自分の
今日子1気持ちをさとられたくない少女」の話で。
“かまってちゃん”の逆バージョン。

いい感じで「寓話」ぽかったわ。

岡田君演じる「厄介」が、
傷ついた少女に語りかけるところは、
今日子2なかなかの名場面だったと思う。

厄介は、自分の
「黒歴史だらけの人生」を引き合いにし
「みっともなくて、恥ずかしくて、
逃げ出したくなる記憶と共に 生き続けよう」と・・・

今日子6この言葉は、少女を勇気づけるけど。
でも、今日子さんにとっては、
切ない言葉なんだよね。
記憶が1日でリセットされるから。

その日の いい記憶も悪い記憶も、
一晩眠ると消去される。
掟7果たして、それは
幸せなのか、不幸なのか。


岡田君は、なんだかんだいって
上手いんだな、と思ったわ。
回を重ねるたびに
今日子8「厄介、がんばれ」って気にさせられるし。

“残念なイケメンをやらせたら
右に出る者はいない状態”ってのは、
どうかと思うが。

あと、なにげにガッキーも
今日子9上手いんだな、と。

思えば、これまで
ガッキーの「演技力」というのは
特段、語られることはなかったような。

『掟上今日子』を見てると、
ところどころに「上手さ」を感じる。
「さりげなく上手い」感じ。

『掟上今日子』は
『リーガルハイ』みたいに
続けてほしいわ。


スポンサーサイト
  1. 2015/11/26(木) 20:00:00|
  2. ドラマ