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2015 秋のドラマ評 ~新次郎と惣兵衛、それぞれの愛の形~

新惣1
朝ドラ・ヒロインの
夫(彼氏)というのは、きまって
「女性に対し、理解ある男性」。

ヒロインの行動を
あたたかく見守る、という立場。
新惣2
夫以外の男性も、
たいがいフェミニストであることが多く。

これはメイン視聴者が
女性であるのが大きかろう。

来た24「ああ、こういうイケメンで
優しい人が夫だったらなぁ…」という
妄想心を満たす役割。

玉木宏演じる「新次郎」も、
その流れを汲んでいる。

新惣3が、ここまでナヨってるキャラは珍しい。

しかしながら、その「情けなさ」を
新次郎の「内助の功」っぷりが
帳消しにしている。

無言実行で妻のフォローをしており。
新惣5

惣兵衛の場合、当初は
陰険なマザコン亭主かと思いきや。

物語が進む中で、情の深い人物像が
浮き彫りになってくる。
来た5
最初の印象が最悪なだけに、
視聴者の好感度がうなぎのぼりに
なってる気がする。


新次郎と惣兵衛は、タイプは違えど
新惣4「さりげなく優しい」というところは
似ている。

妻に
「私のいちばんの理解者は旦那様」
という安堵感を持たせる あたたかさ。

来た6そして、その
あたたかさを ひけらかさない余裕。

『あさが来た』には、夫婦円満…
というより
「人間関係」円満の秘訣が
いっぱい詰まっているように思う。






はつさんは、露芝のような人だ。
反物2
惣兵衛から着物をプレゼントしたい、
ということで柄を選ぶ「はつ」。

はつ「これなんか、どうやろか。
   露芝なんて、少し地味やろか」


反物1



「地味やな・・・」


反物3



はつ「・・・・・・・」



反物4
「そやけど、ええやないか。

  露芝は派手さはあらへんけど、
  美しい柄や。
  はんなりとしているようで、鋭さもある」


反物6
これはどう見ても
「はつ」のことを「露芝」に
例えてますわなww

まるで『野菊の墓』じゃないですか。

反物5

はつ「おおきに。
   それならコレにいたしましょ。

   うれしいおすなぁ」






義姉を探して。
捜索
新次郎は、フラフラ
遊び歩いてるように見えて。

実は夜逃げした
「山王寺屋」一家を
日々、探していたのでありました。
捜索2

そして、ついに発見。

しかし「はつ」から、
「あさには言わないで」と
口止めされ・・・




旦那様に、女の影?
縫物
新次郎の着物の繕いに
気付いた「あさ」。

あさ「このきれいな縫い目は、 
   うちが縫うたもんやあらしまへん!」


織物2

「・・・あっ!」

誰に縫ってもらったのか、
言えない新次郎。

織物3

あさ「どこのおなごはんの
   お手でおます?」


どうせ、琴のお師匠さんやろ、と。



織物4

誤解を解くため、新次郎は
「その、おなご」のもとへ案内。



再会1
久しぶりの再会。
気まずい空気が・・・

あさ「あの、お姉ちゃん。ウチ・・・」


再会2


はつ「あかん」

   

再会3

はつ「加野屋の若旦那様とも
   あろうお方のお着物が、
   あないな縫い目では
   あきまへんな」


再会4


あさ「ほんまやな。 あかんな」








新次郎の真実。
新惣6
はつ「加野屋様は、ええお方やね。

    ウチの居場所知ってから、
    旦那様に何べんも
    お酒持ってきてくれはったり。

新惣7    ウチに繕いもんのお仕事、
    世話してくれはったりな。

    それに
    あんたに居場所言いたないいう、
    ウチのわがままも聞いてくれはった」






言葉は なくても。
手1

あさ「旦那様・・・」

「んん?」
   

手2


あさ「ほんま、おおきに・・・」



手3


「・・・・・・・・」



手4


そっと
手を差し出す新次郎。


手5



あさ「・・・・・・・」



手6


「・・・・・・・・」

あさ「・・・・・・・」

手8


「・・・・・・・・」

あさ「・・・・・・・」







笑顔を封印。
逃1
2年以上、行方知れずだった
惣兵衛を、ついに見つけた「はつ」。

惣兵衛は
自分がいなくなれば、
「はつ」も山王寺屋から
逃2出て行くことができるだろう、
と考えていた。

惣兵衛は、百姓をやるようになり、
実は楽しかったのだと言う。

が、「はつ」に苦しい生活をさせて
逃3申し訳ない気持ちが募り・・・

「ワシが笑うて生きたらアカンやろ!

  お前は器量もええ、気立てもええ。

  もし加野屋の方に嫁いでたら…
逃5  新次郎はんの隣でお琴ひいて、
  きっと立派な若奥さんになってたはずや。

  お前にもう、得意なお琴
  持たせてやられへんのも・・・・

  なんでワシ、笑て生きられるんや・・・」






自慢の夫。
やさ
五代は、甲斐性の無い
新次郎が気に食わない。

あさに対し
「あなたにふさわしくない」と・・・

やさ2あさ「やさ男の何が悪いんだす!
   お三味線やお琴や謡いかて、大事だす。
   そないな芸事をこなすいうのは、
   いわば大阪商人の粋なんだっせ!
   それにうちは、男前の力自慢より、
   ふらふらしてる、かよわい旦那様が
   好きなんだす!」





自慢の妻。
出立前

和歌山に出発する前、
あさから
「お泊り」に呼ばれるが、
はつは気後れしてしまう。

出立前3
「行ってきたらええやないか。

  いっぺん百姓始めてしもたら
  休みなんかあれへんで。

  次、いつ会えるかも分からへん」

出立前2


はつ「ウチなんかが、あの家に
    上がるのは気が引けてしもて…」



出立前5
「アホ!

  お前は今の身なりこそ
  劣る事はあっても、
  他にあの妹に負けてるとこなんか
  何一つあらへんわ」

出立前4

「ずっと自慢の
  姉ちゃんやったんやろ?

  胸張って行ってこんかい」


出立前6


はつ「へぇ」








あれから10年。
琴3
「はつ」が加野屋に来た日。

息を切らせて、
何かを持ってきた新次郎。

琴4
それは「はつ」が使っていた琴。

惣兵衛に頼まれ、
大阪中を駆け回って探し
買い戻したのである。

琴6前夜、新次郎と飲んだ惣兵衛は
「ひとつだけ心残りがある」と
告白していたのだ。

「ワシ、あいつのお琴、ほんまに好きや。  
  店潰れた時も、ほんまは
  売りたない思てたけど・・・
  どないもならへんようになって売ってしもて」

琴7



はつ「もう一遍、
   このお琴に会えるやなんて…」



琴8


はつ「新次郎様、おおきに。

    ほんま、おおきに!」


琴9



10年振りに、姉妹で弾くお琴・・・


琴10



気品あるハーモニーが、響き渡る。


琴11

加野屋の外で、
妻が奏でる音色に
耳を澄ます惣兵衛・・・


琴12


惣兵衛はん、
中に入ったら
よろしいやないww







笑う門には福来たる。
河原和歌山での新生活を
始めた山王寺屋ファミリー。

「今な、そこに
  白蛇がいてたんやで」


はつ「ホンマに」
河原2
「ヘビは怖いなぁ」

はつ「そないなこと、あれへん。
   白蛇はんはな、
   幸せを呼ぶ、言いますのやで」


河原3


はつ「ウワサをすれば…」

「ウワサ?」

河原4



はつ「フッ・・・」


河原5


「なんや?
 
     人の顔見て 笑て」


河原6


なんかもう、このまま
最終回でもいいような幸福感がww





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  1. 2015/12/07(月) 20:00:00|
  2. ドラマ