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2015 秋のドラマ評 ~はつに学ぶ「とりなし」の心~

もてなし
流行語大賞にもなった
「お・も・て・な・し」。

けど、滝クリの
あのパフォーマンスで
盛り上がったのって、
旅行客日本国内だけでは?

そもそも「おもてなし」って、
それほどスペシャルなことかなぁ、と。

「なぜ、もてなすのか」と言ったら
相手が客人だからでしょ。
ハツ2
客人でない人への接し方で、
「その人」の徳の度合いが測れそうな。


その点、「はつ」という人物は
もはや「悟りの境地」に達してる、というか。
ハツ
彼女の「とりなし」力はすごい。

人と人の間に入り
“とりなす”というのは簡単ではなく。

正論だけで押しても、人は動かない。
ハツ3双方の“立場”への理解が大事。

「はつ」の言葉には説得力がある。
いや。
説得というより
自然に納得させる感じかな。
守4
「和を以て貴しとなす」的な方向に
持っていく。

で、現代人というのは、
「はつ」のような柔らかい心が
欠けている気がしてならない。
ヘイト2
「子供の貧困」も問題だが、
「大人の心の貧困」も問題だす。

「自分が正しい。間違ってるのは向こう」と
決めてかかったら、徹底的に
相手を否定する。

ヘイト4「正義に反する者には、
どんな罵倒をしてもいい。
だって悪いのは向こうなんだから」
というスタンス。

「平和」を支持しながらも、
気に食わない相手に
ヘイト5「天誅!」とか「字が読めない」とか
「ゾンビ」などと口撃するのが、
常識ある大人のやることかな、と。

というか、口汚く罵ることで
民の賛同を得られると
本気で思ってるのかしら。

ヘイト聖徳太子が制定したと言われる
「十七条憲法」には、
現代でも通用する言葉が多々ある。

中でも「十条」は、
キレやすい現代人に有効な言葉だろう。
ヘイト3(現代語訳だとザッとこんな感じ)
          ↓
人が自分の意見と違うからといって
怒ってはならない。

人にはみな心があり、
ヘイト6心があればそれぞれ正しいと思う考えがある。

自分が必ず聖人というわけではなく、
相手も必ず愚人ではない。
共に凡人なのである。

それゆえ相手が怒ったら、省みて
自分に間違いがあるのではないかと
おそれなさい。







姉として。
お付き
今井家の夫婦は
娘2人が嫁ぐ前、女中の
「うめ」をどちらに付けるか
揉めに揉め・・・



お付き2
「はつ」は、「うめ」を
「あさ」に付けてほしいと懇願。

はつ「あさは気丈にしてるけど、
   中身はまだまだ子供や。

お付き3   この子にはまだ、お父はんや
   お母はんのかわりに、
   いろいろ教えてくれはる大人が
   そばにいた方がええ。

   ウチは心配ない。
   ふゆは年も近いし、気ぃも合うし。
お付き4   きっと仲良う助け合うてやっていけます。

   そやからお母はん。
   どうぞお頼み申します。
   ウチの、この家の最後の思い出に
   ちょっとだけ
   姉らしい事をさせて下さい」


お付き5
梨江「わかりました。

   今までめったに頼み事なんか
   した事のなかったあんたが
   そう願うんやったら、
   もう しょうがおへんな」

お付き6



はつ「おおきに。 お母はん」






嫁として。
お家3

母の罵倒にキレた惣兵衛が
包丁で切りかかり。

「はつ」が身をていして止める。

守1はつ「お家が のうなってしもたのは、
   お義母様のせいでも、
   誰のせいでもあらしまへん。
   時代のせいだす。新政府のせいだす。
   それに負けて、旦那様が
   罪まで犯してしまうやなんて、
   おかしいのと違いますか?」

守2
「はつ」の言葉で
落ち着きを取り戻した惣兵衛。

腰が抜けてしまった母を
自ら、おぶろうとする。





そして父になる。
逃1
失踪した惣兵衛を
連れ戻した「はつ」。

惣兵衛は「はつ」が
妊娠していたことは知らず・・・


ええ父

はつ「今さら、
   ええ旦那様になろうなんて、
   思わんといてくれなはれ」



ええ父2


はつ「ええ お父ちゃんに
    なってください」



ええ父3
はつ「藍之助。

   お父ちゃん、やっと
   帰ってきてくれはりましたで」







新次郎の本懐。
新次郎
「甥っ子にオモチャを」と度々、
山王寺屋に訪れる新次郎。

戯れに、自分のことを
「お父ちゃん」と呼ばせてみたり。

新次郎2

「あない かわいい
  お子がいてたら、
  どないなことがあっても、
  がんばれるゆうもんだすわな・・・」


新次郎3


はつ「・・・・・」





新次郎4


新次郎の気持ちを汲み、
それとなく、妹を諭す「はつ」。


新次郎5
はつ「お仕事がんばるのは
   ええことだすけど、
   もうすこーし、旦那様と
   いてる時間を作らなな」


しかし、その後・・・


新次郎6はつ「何、えらそうなこと
   言うてますやろうな・・・

   お姉ちゃんぶって、えらそうに・・・」


それで、ええんやで。
あんたはお姉ちゃんなんやさかい。





ウチは大丈夫。
固辞1

生活が苦しいであろう「はつ」に
お金を渡そうとする梨江。

しかし「はつ」は固辞する。

固辞3

梨江「たまには弱み見せなさい!

    親が子のために何かしたい
    思て何が悪いのや!?」


固辞4

梨江「はつ。
    あの時、山王寺屋はんを
    助けられんで、ほんま堪忍。

    堪忍な・・・」

固辞5

梨江「大きなお店にお嫁に行けば、
    幸せになれるてそう思てたのに…。

    ウチらが浅はかやったんや・・・
    ほんま、堪忍。」


固辞6はつ「お母はん…ほんま言うたら
    不安で不安で 押し潰されそうな
    時もあるんだす。

    働いても働いても
    お金ができる訳やあれへんのに。
    藍之助かて、どない育てたらええもんか…。

固辞7
    あさは、あないイキイキと
    お家のために働いてるのに。
    何でウチはこないなんやろて…
    もう情けのうて。
    あさには、言わんといてな」


固辞8梨江「わかってます」


はつ「それに、
   お母はんには
   もう、これ頂いてます」


固辞9

はつ「お母はんが昔、
    あんたは幸せになれる、って
    言うてくれはった言葉。

    何べん思い出した事か…」

固辞10


 はつ「そやからウチは、
    ほんまにお金なんか要りまへん」








嫁は かすがい。
決断1
和歌山に移住することを
頑なに拒み続ける「菊」。

惣兵衛がどんなに説得しても
首を縦に振らず・・・

決断2

はつ「お義母様。

    旦那様は、決してお義母様が
    おっしゃるような、
    弱いお方やあらしまへん。

決断3
  確かに昔は、
   弱いとこかてありました。
   
   情けないとこかて
   ぎょうさんありました。


決断4
  せやけど旦那様は、
   たとえ弱いとこはあっても、
   ずるいとこは一つもない
   正直なお方だす。
    
   性根のあったかいお方だす。

決断7
    それに、今の旦那様は
    もう昔の旦那様ではございません。

    毎日、お天道様の光を
    いっぱい浴びて働いて・・・今はもう、
    このおミカンみたいにピカピカや。
決断5


   その旦那様が、
   一家のためやと選びはった道だす。


決断8
    お義母様。

    どうか…どうか今回だけは
    旦那様の言い分を
    聞いたげとくなはれ。
   
決断9


   旦那様を信じたげとくなはれ」











オンリー・ユー。
応援
自分が「頼りないボンボン」で
あることを自覚している新次郎。

「そのうち、あさに
置いていかれそうで、不安になる」

と弱音を漏らす。
応援2

はつ「あさが
    今みたいにしていられるのは、
    旦那様が
    新次郎様やったさかいだす」


応援3
はつ「他の男の方やったら、
   あさは閉じ込められて
   人が変わってしまうか・・・
   逃げ出して
   今井の家に帰るかの、
   どちらかしかありまへなんだ」

応援4

はつ「あさは、
    あなた様が認めてくれはるからこそ
    自由に羽ばたけてるのだす」
 


   
応援5


はつ「せやからどうか、
    ご自分に自信持っとくなはれ」



応援6

「・・・・・」


もしかして新次郎が、こんなに
他人から褒められるのって初めてかも。
応援7



はつ「どうぞこれからも
    妹をよろしゅう、お頼み申します」



応援8



あさ「お姉ちゃん・・・」


応援9


はつ「“洋行帰りのお人”に負けたら、
    あきまへん」









姉離れ、妹離れの日。
姉妹
大阪で、姉妹で過ごす最後の夜・・・

はつ「もうあんたは、
    あかん子や あれへん 」



姉妹2


はつ「ウチがそばにいてへんかっても、
    十分、やっていけますやろ? 」



姉妹3

はつ「ウチもや。

   ウチも今、ようやく心の底から
   この道でよかったって思てる」


姉妹4

はつ「もう、あんたに
    助けてもらわんかて
    胸張って、
    前に歩いていけます」


姉妹5


はつ「人が生きるいう事が、
    少ぉしだけ分かってきた気、
    しますのや」



姉妹6

はつ「これからが
   ウチらのほんまの勝負だす。
   
   ええか?
   お互い、精一杯お家守ろな」 


姉妹7


はつ「お互い、
   精一杯 幸せになろな」



姉妹8

あさ「うん。負けへんで!」

はつ「その意気や。 

    ウチかて負けへん」




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  1. 2015/12/08(火) 20:00:00|
  2. ドラマ