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2016春のドラマ評 ~刑事弁護士と民事弁護士~

解せない高視聴率。
99,96
今期、NO1視聴率の
『99.9 -刑事専門弁護士-』。

調子のいい時は20%近く行く時もあり。
TBSは既にシーズン2に向け、
スケジュール調整進めてるでしょう。
99,93
正直、なんでここまで
数字いいのかわからない。

だってドラマのクオリティー
としては“フツー”でしょう。
「上・中・下」でいったら
起訴2「中の中」だと思う。

ドラマのタイプとしては
キムタクの『HERO』に近かろう。
「検事」が「弁護士」に置き換わった、と。

ただ、深山(松潤)のやってることって
99,92「弁護士」というより「探偵」的だよね。

キムタク演じる「久利生」は
胸に熱いものを秘め、
必死に真相を追い求めてたけど。

「深山」は、いつもニヤニヤして
99,94余裕ぶっこいてる。
「やっと真実を掴んだぞ」的な
カタルシスがないんだわ。

そもそも“謎解き”の部分が
ショボくて。
その程度の偽装工作に、
99,95警察は欺かれたワケ?と。

だったら、日本のケーサツは
そーとーマヌケでしょ、と。
あの程度の証拠で
起訴する検察もアホすぎる。






「99.9%」という“まやかし”。
99,91
ドラマのコンセプトは…
「日本の刑事事件の有罪率は99.9%。
 残された1%の可能性にかけ、
 真実を追求する」


一見、もっともらしく感じるが。
起訴1なんか、この言い分だと
日本の司法は「冤罪」だらけ、っぽくない?

だいたい、逮捕後
「不起訴」となった案件も
あるでしょうに。

起訴3「起訴する」ってことは、それだけ
確実な証拠、証言を得てるんだろうし。

そもそも起訴された者のうち、
「冤罪」を主張してるのは何割よ?
多くは起訴内容を概ね 認めてんじゃないの。

起訴6実際の「刑事弁護士」の仕事ってのは、
「無罪」狙いではなく。
情状酌量アピールで
“刑期”を値切ることなのでは?

「計画性はなかった」とか
「心神耗弱だった」とか
起訴5「被害者にも落ち度はあった」とか。

多く見受けられるのは
「殺人」を「傷害致死」に
持っていこうとすること。

そのへん“死人に口なし”で
起訴7加害者は何とでも言える。
遺体が白骨で見つかった場合だと、
死因を特定できず
「死体遺棄」で
逃げ切れる場合もあるし。


起訴13■神戸小1女児バラバラ殺人。
    ↓
殺人は認めたが「わいせつ目的」を否認。
    ↓
死刑判決。

起訴15■「京都女子高生殺人」で「無罪」となった男が
出所後、知人女性をメッタ刺し。
瀕死の重傷を負わせる。
    ↓
男は「女性の方から攻撃してきたので反撃した」
「正当防衛」として無罪を主張。
起訴4    ↓
女性の証言、現場の状況、傷の状態からして
男の主張は整合性がなく認められず。
    ↓
懲役16年(求刑25年)

まぁ、ともかく
起訴14被害者や遺族側からすると
刑事弁護士ってのは
「人でなし」にしか見えないだろう。


さて、ドラマ『99.9』では
どのような事件が扱われたか、
起訴10と言うと。

これが、ほとんど
「真犯人に、濡れ衣を着せられた」
というケース。

誤認逮捕とか、自白強要とか
起訴12証拠捏造とか。
そういうのは出てこない。
「冤罪らしい冤罪」ってのが
一件もないんだわ。
これは警察に気を遣ってんのかな?

ドラマで、事件を担当する
起訴9深山弁護士らは、
チャチャッと調べて新証拠を見つけ出し、
真犯人を突きとめ。
そして犯人の良心に訴えかけて
説得する、というね…

なんかもう、無理やり
「一話完結」にしてる感じがなぁ。









地味ながら健闘している『グッドパートナー -無敵の弁護士-』
パートナー1
テレ朝でも
弁護士ドラマをやっており。

こちらも視聴率がよく。
シリーズ化するでしょう。

パートナー2『99.9』は刑事事件専門で、
『グッドパートナー』は
企業相手の顧問弁護士。

扱う“事件”は
企業同士のトラブルもあれば、
企業内のセクハラ問題など様々。
パートナー3
法廷での戦いではなく、
話し合いでケリをつける。

けど、白黒つけるのではなく
「落としどころ」を見つける、
という感じ。
パートナー12決して、勝者・敗者を
ハッキリさせるのが目的ではない、と。

そういう意味では、
けっこう人間くさいドラマに
なってると思う。

パートナー6あと、扱う「案件」がけっこう難しく。
クライアントが
著作権がらみで訴えられ、
勝ち目がなかったり。
『99.9』より、こっちのほうが
よっぽど「1%の可能性」に
掛けてるように見える。




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  1. 2016/06/10(金) 20:00:00|
  2. ドラマ