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[とと姉ちゃん] ~お姉ちゃんはつらいよ~

常子が「とと」の呪縛から解かれる日は?…
姉4
『とと姉ちゃん』は、
長女が、父親代わりとなって
家族を支える奮闘劇。

設定からして、最初は
「オヤジくさい女の子」
姉2あるいは「男勝りな女の子」…
なのかな、と思ってたけど。

全然、そうではなく。
むしろ、その逆。
小橋家・三姉妹は、
みんな品のいいお嬢さん。
姉3
病床の父が亡くなる前、
長女・常子に
「ととの代わりになってくれ」と頼み。
常子は、
その想いを しかと受け止め
「とと姉ちゃん」として
生きていく決意をする。
姉5
視聴者側からすると
「うーん。それはどうかしら…」
というのがホントのところでは。

「私は家長だから」
姉1「大黒柱なのだから」と
“とと”であることにこだわるサマは、
健気というより痛々しい。

東京へ転校後、
新しい制服を買うお金が
もったいないからと
姉23前の学校のセーラー服を着続け、
クラスで浮いたり。

二女が「もっと勉強したいの。
大学へ行かせて下さい!」ってのは、
さすがに“分不相応”じゃん。
高校の学費だって、
姉11祖母から借金してるんだし。

きわめつけは、
星野(坂口健太郎)のプロポーズを
お断りするくだりだろう。
「今はまだ、家族と
離れるわけにはいかないんです」と。
姉16
こうなってくると「ととの遺言」が、
「呪いの言葉」に思えてくる。

後に、妹たちが
「私たちのため、とと姉は
結婚をあきらめた」と知ったら…ねぇ?
姉18
亡くなった「とと」も草葉の陰で
「いや、そこまでお前に求めてねーし」と
思ってるのでは。

まぁ、プロポーズを受け入れ
大阪に行ったら、
ドラマ終わっちゃうんだけどね。





常子はニュータイプの朝ドラ・ヒロインか。
姉7
過去の朝ドラ・ヒロインを
振り返ってみると。

「男顔負け」とか
「型破り」とか「負けず嫌い」とか。
自己主張が強いタイプが多く。
姉8
その点、常子は「我慢の人」。
「父親代わり」を
自負しているせいか、
自分を押し殺すクセがついている。

学校や職場で
姉10理不尽なイヤガラセを受けても、
グッと言葉を飲み込み。

従来の朝ドラ・ヒロインだったら、
「売られたケンカは買う」と
なりそうな場面でも耐え忍ぶ。

姉12だからと言って
泣き寝入りするのではなく。

「どうしたもんじゃろのぉ…」と
自分なりに考え抜いて、
自分なりのやり方で解決策を見つけ、
姉14窮地を切り抜けている。

カンニングの
濡れ衣を着せられたら、
猛勉強し、再度テストを受け
好成績を上げ。
姉17
タイプライターを
使わせてもらえなかったら、
手書きで清書し、書類を作成する。

「育ちの良さ」もあるのだろうが、
常子には
「やられたらやり返す」という、
姉19復讐的な感性がない。

彼女の根っこにあるのは
「誠実さ」だ。
それが如実に表れたのが
『弁当、誤配送事件』。

姉24「松」弁当と「竹」弁当を
逆に配送してしまうミスが起きて。

「松」の客はカンカンで
一件一件、詫びに行き。
そして常子は
「『竹』のお客様にも謝ろう」と
姉25言い出し。
「松じゃなく、竹を食べたかった方が
いるかも」と。

この、常子ならではの
「思い至る」ところが 後の
『暮らしの手帖』につながっていくのだろう。
姉20
高畑充希は「舞台」出身の女優。
これまで、ピーターパンなど
感情豊かに演じることが多かった。

が、常子は
姉13「怒」と「哀」を顔に出さない。

フツーだったら
ポロポロ泣くような場面でも、
「目に涙を浮かべる」にとどめ…

こういうのは、なかなか
姉21演じるのが難しかろう。

以前、ビートたけしが
このようなことを言っていた。
   ↓
「スケ番のような悪い役は、誰でもやれる。
本当に難しいのは、いいとこで育った、
フツーのお嬢さんを演じることだ」と。

そういう意味では、
高畑充希を起用したのは
正解なんだろうなぁ、と。




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  1. 2016/06/15(水) 20:00:00|
  2. ドラマ