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2017春のドラマ評 『あなそれ』~純愛ではなく純欲の世界~

『あなそれ』は、かつての
不倫ドラマと何が違ったのか。

あなそれ10
当初、視聴率は
9%台だったものの。

中盤から13%に跳ね上がり。
最終回は15%近い高視聴率。
あなそれ11
最近のドラマは
初回の数字はいいものの、
その後ジリジリ下がる…
というパターンが多く。

だから
『あなそれ』のような
不9視聴率上昇はかなり珍しい。
ネットクチコミと
見逃し配信の成せるワザだろう。


登場人物の
「相関図」的なことでいえば、
奪い3目新しさはなく。

たとえば昨年の『奪い愛、冬』。
主人公(倉科カナ)は、ワケあって
最愛の男と泣く泣く別れ。
その後、別の人と婚約したら
元カレと再会。
不4しかし元カレはすでに結婚…
という流れ。

冬彦さんブームを巻き起こした
『ずっとあなたが好きだった』も同様。

『ずっとあなたが好きだった』
不1というタイトル名は、
『あなそれ』の
「二番目に好きな人と結婚」
というテーマに通ずるものがある。

しかしながら『あなそれ』は、
かつての不倫ドラマとは
不6かなり趣が違った。

これまでの不倫ドラマは、
“悲恋”とか“純愛性”を基調としてきた。

「不倫なのに、何が純愛だ!」
と憤る人もいるでしょうが。
不2たとえば
『ずっとあなたが好きだった』を
視聴者は
「ダンナを裏切ってヒドイ女だ!」と
捉えてはなかったでしょう。

また、かつての
不3不倫ドラマに共通するのは
「不倫の正当化」。

たいがい
「そもそも夫が悪い」という
設定になっており。
不7「こんなダンナじゃ、
愛想尽かしちゃうよね」的な
持って行き方。

『あなそれ』は、
そういう要素を排除することで
高純度なゲス不倫ワールドを
構築していった。
あなそれ16
何の躊躇もなく不倫に突っ走る
美都(波瑠)に、親友の香子(大政絢)が、
呆れてこう言い放つ場面があった。
「それじゃあ動物だよ」と。

純愛ならぬ、純欲を描くという
珍しいタイプのドラマだった。




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  1. 2017/07/05(水) 20:00:00|
  2. ドラマ